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2008年10月07日

tu_06 金の始まり  このエントリーを含むはてなブックマーク

カテゴリ:知識・薀蓄  | 社会
narikin



1 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 14:46:47.56 ID:MFenbJQ20
さてお金とはどうやって生まれたのでしょうか



2 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 14:47:13.36 ID:iQCLrAF80
貝殻



7 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 14:48:36.17 ID:d/fKc82a0
ズッコンバッコン



8 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 14:51:39.25 ID:MFenbJQ20
海の民Aがご機嫌でした。

その日は大漁でアジやヒラメ、サバなどの魚を
口から縄で通し、肩に担いで自宅である洞窟に帰っています。

海A「今日は大漁ウホウホ。これで子供も嫁のおなかいっぱいウホウホ」

〜帰宅〜

海嫁「おかえりウホウホ。魚早く食べたいウホウホ」
海子「とうちゃん魚くれウホウホ。はらへったウホウホ」

そんな嫁や子供達を見て海の民Aは目を細めていました。

海A「魚たくさん摂れる。みんなおなかいっぱい。幸せウホウホ」




9 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 14:57:17.89 ID:MFenbJQ20
そんなある日のこと

海嫁「毎日魚飽きた。ウホウホ。肉食わせろ。ウホウホ」
海子「とうちゃん。たまにはイノシシ食いたい。ウホホ」

海の民Aは嫁の頬をグーパンチし
こう言い放ちました。

海A「俺命がけで魚採ってる。贅沢許さないウホウホ!!」

涙目の嫁
海嫁「ひどいウホウホ!!イノシシ食べたいウホウホ。この甲斐性なし!!ウホ」

海の民Aは1分ほど考えました。
海A「分かったウホ!お前らに肉食べさせる。ウホホ」

なんだかった言って、海の民Aも家族を愛しているんですね。




10 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:02:36.08 ID:MFenbJQ20
海の民Aは、魚30匹に縄を通し山の民Aに会いにいきました。

山A「やぁ。これは海の民Aさん。お久しぶりです。今日はなにか?」
海A「魚30匹ある。ウホホ!イノシシ1匹と交換しろ!ウホウホ」

山A「ほういつもの物々交換ですね。よろしい。魚30匹とイノシシ1頭交換しましょう」
海A「ありがとうウホウホ!」

山A「いやー。我々がこうして魚を食べられるのも物々交換のお陰です。
   これからも宜しくお願い致します。」
海A「まかせとけ!ウホウホ」

その夜、海の民Aの家ではイノシシ肉のすき焼きを食べたことは言うまでもありませんね?




11 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:05:57.17 ID:MFenbJQ20
しかしそんな海の民Aが困っています。
一体どうしたのでしょうか??

海A「ウホ!大時化で魚採れない。困った・・・」
海嫁「もう食べる物ない。飢え死にしてしまう。ウホホ・・・」
海子「とうちゃん。腹減った・・・。ゥホホ。。。」

海の民Aは頭を抱えました。
このままでは家族全員が飢え死にしてしまいます。

家長としての手腕が問われる場面でもありました。




12 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:07:02.13 ID:mn0yVM9c0
アッー



13 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:09:45.03 ID:B9kE2BmpO
構わん、続けろ。



14 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:10:40.51 ID:MFenbJQ20
海の民Aは山の民Aに会いにいきました。
そう。山の民Aにイノシシの肉を貰うためです。

しかし海の民Aには交換する魚はありません。
果たして山の民Aはイノシシの肉を分けてくれるのでしょうか?

山A「これはこれは。海の民Aさん。どうしました?痩せこけてしまって・・・」
海A「今海が大時化で魚採れない。ウホホ。後生だ。イノシシの肉くれ。ウホホ」

山A「そうでしたか・・・。うーむ」
海A「俺も嫁も子供の飢え死にしてしまう・・・ウホ。助けてくれ。ウホホーーーン」

海の民Aはとうとう泣き出してしまいました。

山A「お気の毒ですが・・・。我々も無償でイノシシを提供するほど余裕はないのです・・・。」




16 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:16:01.07 ID:MFenbJQ20
海の民Aは悩みました。ここで引き下がることは
すなわち「死」を意味しているのです。

海A「分かった。ウホ。こんど魚が採れた時には必ず30匹もってくる。ウホッ
   だから今日のところはイノシシくれ!ウホホ」

山A「うーん。しかし海の民一族は・・・その・・・。少し知的レベルが低いようなので・・・。
   あっ。失礼しました。いえね・・・その・・・。約束を忘れるのではないかと・・・。」

そうなのです。海の民は知的レベルが低く、約束を破ることがこれまでに何度もあり
海と山が揉めたことはこれまでにも何度もあったのです。

海A「俺約束守るウホ!俺も漁師のはしくれ。ウホホ。約束守る」
山A「約束さえ守ってもらえれば、ここでイノシシを渡すこともやぶさかでは
   ないのですが・・・」




17 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:25:03.23 ID:MFenbJQ20
海の民Aは落ち込みました。自身が約束を覚えている自信が実は無かったのです。

海A「olz・・・・」
山A「olz??」

海A「そうだ・・・。olz・・・」

山の民Aはひらめきました。
海の民が耳に付けている、貝殻のピアスを見つめて

山A「そのピアスを約束olzとしてもらいましょう。」
海A「ウホッ??こんな食べられない貝殻と、イノシシを交換してくれるのか??」

山の民(チッ。頭が悪いなぁ」

山A「いえいえ。そういうことでは無く預かるだけです。今度あなたが来た時に
   その貝殻を私が見せれば、記憶力の低いあなたも、私に30匹の魚を渡すことを
   思い出してくれるでしょう。」
海A「ウホウホ。それはいいウホ!これは海の民しか持ってない貝殻だ!ウホウホ
   これを山の民のお前が見せれば思いだす。ウホホ。頭いいなお前。ウホッ」

山A「わかりました。それじゃこの貝殻は魚30匹分ですよ?
   olzとして預かります。」
海A「ウホホ。分かったolzとして預かれ!ウホホ」

こうして人類が誕生して初めて。食料と食物ではなく
食料と「無価値な物」の交換が行われたわけです。




18 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:31:33.48 ID:MFenbJQ20
〜半年後〜

何とかolzのお陰で危機を乗り切った海の民A。
最近は漁も好調で。一時期の大時化が嘘のようでした。

海嫁「おい!またイノシシ食いたい。ウホ!山の民にと交換してこい!このボケ。ウホホ」
海A「俺もたまにはイノシシ食いたいウホウホ!行ってくる。ウホホ」

こうして海の民は魚30匹を縄で吊るし、山の民Aに会いにいきました。

山A「これはこれは海の民Aさん。今日はどうしました。」
海A「久しぶりにイノシシのステーキ食いたい。イノシシくれ。ウホホ。」

そう言って海の民Aは、山の民A自宅の上がりかまちに
縄で結わえた、魚30匹をドサリと置きました。

その時です。山の民Aの目がキラリを光ました。




20 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:37:33.59 ID:MFenbJQ20
山A「おやおや。これでイノシシ一頭と交換ですと??」
海A「そうだ。いつも魚30匹とイノシシ一頭だ。ウホッ!
   文句ないだろ??ウホホ」

山A「やれやれ。海の民Aさん。今日あなたがイノシシ一頭欲しいなら
   魚60匹が必要なのです。もっと言うと今日私はイノシシをあげません。
   しかしあなたはその魚30匹を置いていかなくてはなりませんよ?」
海A「ウホッ??」

山A「これをお忘れですか?olzです」

そう言って山の民Aは例の貝殻を取り出しました。
その貝殻を見た、海の民Aは必死で古い記憶を呼び起こしました。

山A「あなたはこれと交換に、この間私からイノシシ一頭を貰いましたね?
   その証拠がこの貝殻・・・。すなわちolzなのです!!」




22 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:44:57.49 ID:MFenbJQ20
海A「ウホーーーーーーー!!!!」
山A「さぁ。このolzを返しますので。魚を置いてさっさっとお帰り下さい。」

海の民Aは肩を落としトボトボと帰っていきました。

海A(なんでウホ?俺魚もってきたのにウホ・・・。イノシシ貰えない・・・??ウホホ??)

しかしそんな疑問も手のひらのolzを見れば
納得せざるおえません。olzとはそういう力を持った不思議なものでした。

〜海の民A帰宅〜

海嫁「早くイノシシ出せ!ウホホ!腹減ったウホホ!!」
海子「とうちゃんおかえり。ウホホ!腹減ったウホホ!!」

海A「・・・・・・」

海の民Aは手のひらの貝殻を見せてこういいました。
海A「これと魚が交換になった・・ウホッ。イノシシない。ウホホ・・・」
海嫁「これ食べれない・・。ウホ。なんで大事な魚と食べられない貝殻を交換した??
   バカなの?死ぬの?ウホホホーーーー!!」

激高した海の民の嫁は、近くにあった鈍器で海の民Aの頭を殴りつけました。

しかしolzとはそういうものなのです。




23 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:55:35.06 ID:MFenbJQ20
それから1週間後

海A「しかし最近漁が好調だ!ウホホ!魚イパーイ!お腹もイパーイ!
   幸せウホホ♪」

景気のいいとき時ほど贅沢をしたくなるもの。
それは今も昔も変わりませんね?

海A「今日はイノシシ鍋にするぞ!ウホホ」
海嫁「それはよい考えだ。ウホホ。魚も旨い。そしてイノシシも旨い。
    両方食べれば幸せ。ウホホ」
海子「幸せウホホ!!」

早速海の民Aは魚60匹を持って、山の民Aを尋ねました。
そうです。今日はイノシシ2頭と交換しようというわけです。

山A「これはこれは。海の民Aさん。どうしました?」
海A「魚60匹だ。ウホ。イノシシ2頭と交換だ。ウホホ!!」

頭のいい山の民は数分考えました。

山A「このところ山でもイノシシを沢山捕まえましてね。今日は魚60匹はいりません。
   どうぞイノシシ2頭をそのままお持ち帰り下さい。」
海A「ウホーーーー!!!(大歓喜)」

山A「その代わり・・・・。その両耳の貝殻を2つ。olzとして頂きます」
海A「こんな貝殻2枚でいいのか??ウホ。お前優しいなウホホ!ほらolzだ。」

そういって海の民Aは両耳から貝殻2枚を取り、それをolzとして渡しました。




25 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 15:58:41.03 ID:MFenbJQ20
それから数ヶ月の間はそんな取引が何度も行われました。
海の民Aは喜びました。

最近山の民は魚ではなく、olzでイノシシをくれるのです。
こんな幸せなことはありません。

イノシシも食べれて、魚も減らない。
お腹イパーイ。魚もイパーイ。

そして幸せもイパーイでした。

そんなある日のこと、山の民Aが海の民Aを訪ねてきました。




27 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:04:35.92 ID:MFenbJQ20
山A「これはこれは。奥さんお久しぶりです。ご子息も大きくなられましたなぁ」
海A「どうしたウホ?お前がここくるなんて珍しいな?ウホホ」

山A「いえいえ。そういえば最近漁のほうは如何な調子でしょうか?」
海A「一時期より魚が摂れなくなった。ウホホ。魚が無くなってきている。ウホホ」

そうなのです。一時期大漁にに取れた魚も
また時化の影響で漁は暗い影を落としていたのです。

山A「それはそれは大変ですねー。いや実はね・・・山の方でもイノシシが冬眠しまして。
   少し食べ物が不足してきていましてねぇ・・・」
海A「ウホホ。どちらも大変。ウホホ。元気だせ」

山A「それでねぇ。今日はこんな物を持ってきましてねー。」

山の民Aはバナナの皮に包んだ貝殻。すなわちolzをバラバラと
海の民Aの前に広げました。

その数はなんと10枚です。




28 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:11:46.59 ID:MFenbJQ20
海A「ウホッ??」
山A「このolzは1枚で魚30匹の価値がありますね。
   そういう約束で、今まで私はイノシシをあなたに提供してきました。」

海の民Aの額から汗が流れ落ちます。

山A「ここにolzが10枚あります。つまり・・・魚300匹を今日頂いて帰りましょうか」
海A「ウホーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

その瞬間でした。山の民B・C・D・Eがズカズカと海の民Aの自宅に入ってきました。
そして貯蔵庫をあさりはじめました。

山B「おいおい!こんなところにメザシがあるぜw」
山C「おっ!これはアジの干物じゃんよwwww」
山D「スルメみっけ!これシャブるとおいしいんだぜ!!」
山E「柿の葉ずしまであるじゃんwww」




29 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:19:06.06 ID:MFenbJQ20
海A「山の民Aウホホ。勘弁してくれウホ。俺達も食べ物ない。ウホホ・・・」
海の民Aは、山の民Aの足元にすがり付き必死に懇願しています。

山A「おやおや。海の民Aさん。今までolzでお腹いっぱい山のイノシシを食べておいて
   今更それはないでしょう。」

発狂する嫁。泣き叫ぶ子供達。

海嫁「出て行けーーー!!ウホホ。それ持っていかれる。死んでしまう!!ウホホ!!!!」
海子「出ていけ!ウホホ!出て行け!ウホホ!!」

しかしそんな家族を冷ややかに見つめる山の民A
山A「これは約束事なのですよ?もしこの約束を反故にすれば村会議で問題にしましょう。
   そうなればあなた。確実に負けますよ?この村を追い出されかねませんよ?」

そうなのです。海と山の協定で約束事は必ず守る。そんな取り決めがあったのです。
今まで約束を反故して戦争が耐えなかった両村の村長が決めた
取り決めなのです。




30 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:23:14.93 ID:MFenbJQ20
海A「ウホホ!俺イノシシもらってない!ウホ!だから魚あげないウホウホ?」
山A「なんですと・・・?」

シラを切る海の民Aを山の民Aが一喝しました!
山A「ふざけるな!この貝殻は海でしか採れないものだ!」

そういって山の民Aは貝殻10枚を海の民Aの顔へ投げつけました。

ウホッホーーーン・・・・。

そういって海の民Aは泣き崩れました。

そして魚300匹を抱え、山の民一向は山へと帰っていきました・・・。




31 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:23:45.50 ID:MFenbJQ20
誰も見てない?見てないならしんどいからやめる



33 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:24:22.39 ID:Z+AFvNQF0
見てるぞ



36 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:31:43.28 ID:MFenbJQ20
海A「そんなわけで・・・ウホ・・・。俺たち家族はウホ・・・。終わりだ。」

その日海の民Aは親友である海の民Bを訪ねていました。

海B「そうか。ウホ。それは大変だったな。ウホホ」

そういって海の民Bは海の民Aに酒を注いでくれたのです。

海B「しかし・・・ウホホ。olzかぁ。それは便利だなぁ」

そうなのです。海の民Bは海の民Aより少し頭がいいのです。

海B(olzもしかしてこれは・・・少し便利な物かもしれないぞ・・・)




38 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:37:26.90 ID:MFenbJQ20
次の海の民Bは魚30匹を持って
山の民Aを訪ねました。

山A「これはこれは。山の民Bさんじゃないですか?持病の腰痛の具合はどうですか?」
海B「Aに聞いた。魚30匹だ受け取れ。ウホホ」

その魚を見つめる山の民A
山A「おやおや?これは一体??」
海B「それで山のorzを渡せウホ。そうだな。山で摂れる光る石でいい。ウホホ」

山の民Aは海の民Bの目を見つめ考えました。
山A(このBは少し頭がいいようですね・・・。フフフ)

山A「分かりました。これが山のolzである光る石です。お持ち帰り下さい。」

こうして初めて山のolzが、海に流れたのです。




41 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:44:39.47 ID:MFenbJQ20
〜数ヶ月後〜

その日海の民Aは親友海の民Bの自宅を訪れました。

海A「どうしたB?ウホホ。最近あんまり漁にこない。心配してる。ウホホ」
海B「心配は要らない。ウホホ。食べ物は豊富だ。ウホホ」

海の民Aは頭をかしげました。
海A「なんでだ?ウホホ。漁来ない食べ物ない。死ぬぞ?ウホホ」

海の民AがそういうとBは光る石をゴロゴロと
Aの前に差し出した。

海B「これは山のolzだ。ウホ」
海A「ウホホ??」

海B「もう俺は時化の時に漁はしない。ウホホ。大漁の時に漁をする。ウホホ。
   自分が魚食べる。余った分は山の民とolzで交換する。
   こうすれば時化が来ても飢え死にしない。ウホホ。
   年中お腹イパーイ。ウホホなわけだ。ウホホ」

海A「???」

そうなのです。この時すでにolzは大切な食料よりその力を
高めていたのです。




43 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:50:50.15 ID:MFenbJQ20
話を半分しか理解できない海の民A。
しかしolzが非常に便利で、非常に貴重なものであるということは
薄々分かってきました。

〜その夜〜

海A「ウホホ。嫁と子供よ。ウホホ。これからは時化が来ても心配いらない。」
嫁子「ウホホ??」
海A「olzがあればいつでもイノシシがウホホらしいからだ」

海嫁「時化の時っはイノシシ食べる。魚が大漁の時は魚食べる。olzあればそれ可能??
   これでOK?ウホホ??」
海A「それでOK?ウホホーーーイ」

そうして海の民Aは次の日、魚30匹を持って山の民Aを訪ねました。
   




45 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 16:59:11.88 ID:MFenbJQ20
海A「ウホホ。久しぶりだな。山の民A。ウホホ。
   俺もolzが大切気づいた。この魚30匹で光る石くれ!ウホホ」

山の民Aはそんな海の民Aを見てこういいました。
山A「残念ですが・・・。今回それはできません。」
海A「ウホ??」

山の民の話はこうです。最近イノシシがめっきり捕まらなくなり
イノシシ一頭と魚30匹では、割りが合わないと言うのです。

山A「今魚30匹でお渡しできるのは・・・。イノシシの足1本です。」

山A「次回このolzで私達がお渡しできるのは、イノシシの足1本です。」
  
海A「ウホホ!!不公平だ!!ウホホ(大激怒」

山A「仕方ありませんよ。物の価値が変動してしまったのですから。」

海の民Aはこの話をあまり理解できませんでした。

山A「それで納得頂けないのであれば、今回はお引取り下さい」




46 名前:以下、VIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 17:05:49.58 ID:ywShEH3t0
山の民が詐欺師に見えて仕方ない



47 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:06:04.22 ID:MFenbJQ20
海A「ふざけるな!!ウホホ!!二度とくるか!!ウホホ」

海の民Aは怒って帰ってしまいました。

その帰り道、海の民Aは親友海の民Bと会いました。
海A「どこいく?ウホホ」
海B「olzと魚を交換しに、山へいく。ウホホ」
海A「やめろ。ウホホ。魚30匹でイノシシの足1本だ」

海の民Aはつたない説明ながらも、今起きた出来事を
海の民Bに説明しました。

それを聞いた海の民Bは少し考えて。
海B「今は損するな。ウホホ。しかしこれを逆手に取れば
   俺たちが時化の時は、海のolzの価値が上がるということだ・・・ウホホ」
海A「ウホホ??」

海B「これはド偉い時代が来るかもしれない。ウホホ」

そうなのです。olzを作った人間たちが徐々にolzを制御できなくなっていった
瞬間です。




48 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:13:05.40 ID:MFenbJQ20
olzは瞬く間に広がっていきました。
こんな便利な物はありません。

海が時化を向かえれば、olzさえもっていれば飢え死にしません。
また山の民もイノシシが冬眠している時期は(イノシシって冬眠すんのか?)
海のolzさえあれば飢え死にしないのです。

こうして人々は段々と「食べ物」より「olz」が欲しくなっていきました。

しかしolzはその時期により価値が替わる厄介な代物でもありました。
そこで両方の村長が会合を行い。
お互いの村から、頭の良い数名を川の瀬に集めました。

海村長「ウホホ。お前らはこれからここで、物の情報をあつめろ。ウホホ」
山村長「すなわち。物の動きを瞬時に見極めつつ、olzの価値を決めるのである」

海村長「ここは川の瀬だからカワセと呼ぶ。ウホホ」
山村長「カワセか。覚えやすくていいな」




49 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:20:19.59 ID:MFenbJQ20
それから両村から集まった精鋭たちは夜を徹して
olzの価値を決めました。

海民「海は今時化だ。ウホホイノシシ1頭は魚27匹だ。ウホホ」
山民「海の事情も分かるが、木の実が不足してるこの時期、
   イノシシの価値も上がる」
海民「ウホホ。なるほど。それじゃ魚28匹でどうだ?」
山民「いや。待て。木の実が不足するということは、我々の食料も減る。
    それに伴い、イノシシの価値も上がる」
海民「いや・・・。今日の潮の流れだとアジとサバが・・・(うんたらかんたら」

こうしてカワセに関わった者が次々と知恵熱に倒れていきました。
しかし流通してしまっているolzを没収することはできません。
人々は引き返せないところまで来ていました。




50 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:25:11.83 ID:MFenbJQ20
ある夜海の民Aは散歩をしていました。
浜辺近くで背中を丸めている海の民Cがいます。

不思議に思い近づくと・・・。なにやら貝殻を加工しているではありませんか・・・。まさか・・・。
海A「なにしている!!ウホウホッ!!」
海C「ヒーー!!ウホウホ!!」

海A「お前いま偽olz作っている!!ウホホッ」
海C「ほんの出来心で・・・ウホウホ・・・」

次の日海の民Cは人類で始めて「偽olz法違反」により処刑されました。
いつの時代にも、こんな人間はいるものです。




51 名前:以下、VIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 17:28:12.74 ID:ywShEH3t0
偽札か、上手いこと話持っていくなぁ



52 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:32:29.30 ID:MFenbJQ20
海の民が集会を開きました。

海村長「Cのような輩が出てくると、olzが非常に危険な者になる。ウホホ」
海B「ここは偽olzが作れないようにしないと。ウホホ」
海D「Eじいさんに頼もう。ウホホ。じいさんは村で唯一ハート型の穴を
   貝殻に空けることができる。ウホホ」

それは良い!一同が賛成しました。
Eじいさん「やってもウホウホなのだが・・・。一つ条件がある。ウホウホ」
海F「なんだ?言ってみろ。ウホホ」
Eじいさん「わしにも報酬が欲しい。ウホホ。olzつくる報酬をくれ!」

海の民一同は納得しました。それはEじいさんの当然の権利である。
民が魚を持ち寄って、Eじいさんに報酬として渡す。
これが可決されかけたその時!

Eじいさん「いや。魚いらない。ウホウホ。その代わりolzをくれ!」

こうして人類で初めて、労働報酬にolzが渡されたわけである。




53 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:38:33.60 ID:MFenbJQ20
その日も海の民Aは散歩をしていた。
海A(そういえばBは全く漁にこない。ウホウホ。漁でないとolz貰えない。
   そうなるとBは飢え死にすてしまう・・・。ウホホ・・・。」

そうなのです。この時、頭の悪い海の民Aも
さすがにolzというものを正確に認識し、olzが欲しくて漁をしていました。

人々は食べるためではなく、olzを欲しくて仕事をするという
形態になっていたのです。

そんなAの目の前に不思議な看板がありました。

「olz貸します。B」




54 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:45:06.63 ID:MFenbJQ20
なんだこれは??
そう思いつつ海の民AはBの家を訪ねました。

海A「なにしてる?ウホホ??大事なolzをむやみに貸す。よくない。ウホホ」
海B「俺はこれでolz儲け考えている。ウホホ」

海A「???」

海の民Bの話はこうです。olzが無い人に一時期olzを貸してあげます。
しかし1ヶ月後には、キッチリolzを返してもらう。
olzを貸した謝礼として、返してもらう時には2olzにして返してもらうとの事です。

海B「俺はもう漁に出ない。ウホ。寒い時冷たい海に入るのは、もうごめんだ。ウホホ。
   これをやれば、楽してolzが稼げる。そして楽してお腹イパーイになる。ウホホ♪
   俺はこのシステムをギンコと名づけた。ウホホ」

海A「・・・・ウホホ・・・」

そんな親友を見つめる海の民A。その表情はどこか寂しげなものがありました。




55 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:50:50.92 ID:MFenbJQ20
海の民Aは海を眺めていました。

昔この海では、民が総出で漁をし、命がけで魚を採っていました。
魚が採れない=死を意味していたのです。
みんなが必死だったのです。

しかしそんな漁をする民は、ここ数年でめっきり減ってしまいました。

ある民はBのolzを守るために、olzの見張りをし
その報酬としてolzをもらいました。

またある民は、山の民に食料を持っていく事を条件に
その報酬としてolzをもらいました。

またある民は、Eじいさんの手伝いをして
その報酬としてolzをもらいました。

命がけで漁をする民はもういません・・・。

olzは確かに便利です。安定して食料を得ることができます。
しかし生粋の漁師であったAは、同時に空しさも抱えていました。




56 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 17:55:48.59 ID:MFenbJQ20
海の民A思いました。

「昔は俺が命張って頑張る。嫁も子供もお腹イパーイ。幸せイパーイ。ウホウホだった・・・。
しかし最近、嫁は大漁でも喜ばない。それよりも沢山のolz欲しがる・・・。
どこか空しい・・・ウホッ・・・」

そしてこんな事も考えました。
「俺が死んだずーーーーーっとずーーーーーっと後にはolzがもっと
貴重になるかもしれない。一体世の中はどうなってしまうのだろう・・・・ウホッ・・・」

海の民Aは背中を丸めつつそんなことを考えていました。


               完




59 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 18:02:31.56 ID:ywShEH3t0
いい話だった。GJ



61 名前:以下、VIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 18:10:26.94 ID:y7EgbRwyO
面白かった!
改めて勉強になった!!
ありがとう!!!

なんなら、書き終えた感想くれ!




62 名前:以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/06(月) 18:34:36.85 ID:MFenbJQ20
書き終えた感想は
レスが少なくで残念な事と
海の民の「ウホウホ」が面倒だったことです








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名前:    2008年10月07日 17:07
人生初のいちいいいいい


ここまで文明が進んだのなら「ウホウホ」はやめろよw


ウッホウホ


いい人だww


正直ウホウホは読みにくいからいらなかった


脳内再生されたw


これは面白い


ウホウホうっせぇwwwww


読後感の良い終わり方でした


orzじゃなくてolzなのか


さて、>>1の内容は全くの間違いなわけだが


( ;∀;)イイハナシジャナイナー


名前: 名無しワイド劇場    2008年10月07日 18:20
せめて通貨制度の歴史を少しでも調べてから話を作ってもらいたかった。


なんか無茶苦茶すぎないかこれ


金の成り立ちは「借金のかた」が最初でした

……いやいや。


歴史云々じゃなくて概念の話だろ?
やたらと他人の揚げ足取るのは中学校と同時に卒業しとけ


VIPになに求めてんだよ


2chのしきたりを勉強しろ


まあ誰が何と言おうと
星新一のが最高かな


これ、通貨の歴史じゃなくて単に『資本論』の一部ジャマイカ?

(参考)
>やる夫ブログ やるおが『資本論』を読み始めたようです
>http://yaruomatome.blog10.fc2.com/blog-entry-252.html


史実ではないが、話としてはおもしろい
それに史実を語ったほうが簡単だから、
これはただの例え話だろ


はじめ人間ゴンとは違うのだよ


米19
俺もそれ思い出した。


olzって何?


こいつはほんとにとんでもないやつだな


ウホウホはいいアクセントだったと思います!!


ウホッ いい(自粛)


米27
ちょw(核爆


海Aがドテチンで脳内再生されるw
多分しゃべったらこんな感じだろw


起源がどうのはどうでも良いが、生産者がいなくなっても世の中が回ってるって表現にされるのはどうもなぁ・・・


これは分かりやすい
ぜひ小学生に読ませたい


いろいろツッコミ所あるけど
いろいろ参考になった
ガチの貨幣の歴史とか知りたい人はその筋の本を読めばそれなりに理由付けあるだろ

カワセ言いたかっただけとちゃうん


川瀬→為替とかwwww天才すぐるwwwwwwwww


清水義範だっけ


他人の著作をほぼ完パクってwwww


なんだ、キムさんのはじまりじゃなかったのか


面白い!すっげえな。書いた人GJ!


ウホウホうるさったらしすぎて挫折した


× 〜せざるおえない
○ 〜せざるを得ない
この間違いする馬鹿が一番許せない
楽しく読んでたのに一気にイラついた


これはGJ 良かった


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